まいたけ味

まいたけの味がします。作品レベル以下のアウトプット墓場

2006-01-01から1年間の記事一覧

ワニを素手でつかまえる方法

演出・脚本:岩松了 スカパー放送。だから仕方ない部分もあるのかもしれないけど セリフの積み重ねとかが勝負?の岩松の場合、 収録音声の聞き取りづらさがちょっと痛い。 なんかあまり大きな展開なく、なんとなく始まって終わってしまった感があり、 ある種…

彼女を見ればわかること

監督:ロドリゴ・ガルシア なんかいかにも単館系なタイトルにぴったりの内容のオムニバス。 とかイヤ〜な言い方をする必要があるような不快感があるワケでもなく、 まあ普通に面白いんじゃないかと思います。けども。 2000年の映画を見てイマサラ感とか言う…

白いカラス

監督:ロバート・ベントン 反芻してみると良い話だと思えるのだけど、今ひとつしっくりこない。 どのキャストも誰もが?認めるレベルの役者だけど、 特にホプキンスとキッドマンについてはどうもハマってない気がする。 単体で見て、ミスキャストですかと言…

ぬめり

例えば風邪薬を飲まなくてはならないような事もある 完全なる覚醒が最高の状態と考える僕にとっては こういう覚醒から遠のかせるのが目的のモノは飲みたくないのだけど 皮膚感覚にも混沌が起こり 手に触れるもの全てにぬめりを感じる 取っ手がぬめる ハンド…

ハルディン・ホテル / ナイロン100℃

10周年だって?いやあよくやったよなあ。あの有頂天がねえ(って知らないけど)。 集大成って言うか良くも悪くもナイロンではあるけどそれ以上でも以下でもない。 目新しさもなければビッグな客演もない。 個々の役者もみんなそれなりって感じで、キャラが立…

蛇イチゴ

監督・脚本:西川美和 なぜかオモロイという予感があって事前の期待感が高かった。 アラスジだけ言ってしまうと単純っていうかベタなんだけど、 ストーリーを進めるためのシーンは相当アッサリしていて、 一応設定はこうです。と言う最低限の説明に収まって…

ダブリンの鐘つきカビ人間

作:後藤ひろひと 演出:G2 主演ってほどは出てこないな片桐仁。 まあ笑えて泣けて(泣かないけど)みたいなかんじで、 それぞれは質の高いものだとは思う。 でも、この笑えて泣けるという事は多くの劇作家が指標として 掲げてたりするワケだけど、泣ける話…

インストール

監督:片岡K 原作:綿矢りさ 原作がそうなんだろうから仕方ないけど 中途半端なエロスとか要らないんじゃないかと。 アイデンティティに悩みを抱えて不登校になったという設定であるものの、 どう見ても悩んでるようには見えない上戸彩。 この軽薄さ自体は狙…

スクール・オブ・ロック

監督:リチャード・リンクレイター リンクレイターがこういうものを撮るという事が良く分からないし これがコメディとしてそれほど傑作なのかも良く分からない。 ロックを通ってない人にとってはどうなんだろう? しかしこれほど古典で王道だとは思わなかっ…

デリート

ある晩、突然強烈なストレスを感じる。 ちょっとした事がきっかけで それにまつわる様々な事が掘り起こされ 現実の回想シーンとあるべきだったシーンが入り混じり、 しかし、それは容易に未来の行動へ置き換えられるものでもない。 要するに、それは後悔とい…

MASK DE 41

監督:村本天志 トモロヲってこんなにフツーの人だったっけと思わせる上手さ。 演技っていうか、もはやオーラがフツーだ。 このフツーオーラが作品における根本のオモシロさで、 これだけでこの作品は成功したと言えると思う。 松尾さんは大人計画のまんまの…

ラン・ローラ・ラン

監督:トム・ティクヴァ イマサラ見ちゃったからかなんかそれほどじゃないね。 序盤の導入から一周目についてはスピード感もあるけど、 ニ週目からは同じ展開でだんだんダレる。 当然はそこからは変化を楽しむべきなんだけど、 肝心の因果関係付けのオモシロ…

キレイ(再演)/ 大人計画

基本的に再演見るほど芝居好きじゃないんだけど、大人作品でも 一・二を争う名作と思っているだけに一応見てみた。 酒井若菜だったらどうたったのかなあとやっぱり思ってしまう。 まあアクシデントだから仕方ない。 本は基本的には変わってないのでまずキャ…

オールド・ボーイ

監督:パク・チャヌク 話も面白いと思うし、絵とか演出も面白いと思う。 でもなんかノリが噛み合ってないんだよなあ。 近親相姦野郎が強制近親相姦で復讐する? そんなグロく重いテーマでありながら軽くPOPな演出。 なんかウケそうなものをとにかく集めてみ…