まいたけ味

まいたけの味がします。作品レベル以下のアウトプット墓場

デリート

ある晩、突然強烈なストレスを感じる。
ちょっとした事がきっかけで
それにまつわる様々な事が掘り起こされ
現実の回想シーンとあるべきだったシーンが入り混じり、
しかし、それは容易に未来の行動へ置き換えられるものでもない。
要するに、それは後悔というものだ。


部屋の隅に放置されていた前代のPCを人に譲る
使えそうなアプリケーションは残しておこうと思うが
容量は減らさなければならない
一つ一つ、プログラムとデータを削除していく
その価値を認め残しておこうと思っていたものも
どんどん削除していくにつれて、その価値を感じなくなる


そうやって消したつもりのものも
ノートンの手にかかれば復活する
それを防ぐには他のデータを上書きするしかない


何かを、ただ消す事は、出来ないのだ