まいたけ味

まいたけの味がします。作品レベル以下のアウトプット墓場

デリート

ある晩、突然強烈なストレスを感じる。
ちょっとした事がきっかけで
それにまつわる様々な事が掘り起こされ
現実の回想シーンとあるべきだったシーンが入り混じり、
しかし、それは容易に未来の行動へ置き換えられるものでもない。
要するに、それは後悔というものだ。


部屋の隅に放置されていた前代のPCを人に譲る
使えそうなアプリケーションは残しておこうと思うが
容量は減らさなければならない
一つ一つ、プログラムとデータを削除していく
その価値を認め残しておこうと思っていたものも
どんどん削除していくにつれて、その価値を感じなくなる


そうやって消したつもりのものも
ノートンの手にかかれば復活する
それを防ぐには他のデータを上書きするしかない


何かを、ただ消す事は、出来ないのだ

MASK DE 41

監督:村本天志
トモロヲってこんなにフツーの人だったっけと思わせる上手さ。
演技っていうか、もはやオーラがフツーだ。
このフツーオーラが作品における根本のオモシロさで、
これだけでこの作品は成功したと言えると思う。


松尾さんは大人計画のまんまの松尾さん。
ハマリ役とも言えるけど映画ならではの松尾さんも見たかった気がする。
しかしこれほど土下座とハラキリが似合う人も居ないな。


プロレスに全く興味がない人でも十分に楽しめるものだと思う。
松尾さんはじめキャストの生かし方が良くて、
特に筒井真理子のマトモそうでマトモじゃない所とか
各人にそれなりのおいしさがあった。
なのでプロレス好きの人ならばまず外れないのではないでしょうか。


でも逆に気に障ったりするのかもしれないけど。


MASK DE 41 [DVD]

ラン・ローラ・ラン

監督:トム・ティクヴァ
イマサラ見ちゃったからかなんかそれほどじゃないね。
序盤の導入から一周目についてはスピード感もあるけど、
ニ週目からは同じ展開でだんだんダレる。
当然はそこからは変化を楽しむべきなんだけど、
肝心の因果関係付けのオモシロさをほぼ排除してしまったのがいまいち解せない。
恐らく逆にそれが狙いというか、新しい所だったのかなあと思うのだけど
それなりの面白さというのが何も伝わらなかった。


そうすると、単純に本の練りが手抜きなのかなという
印象がぬぐえないねえ。


ラン・ローラ・ラン [DVD]

キレイ(再演)/ 大人計画

基本的に再演見るほど芝居好きじゃないんだけど、大人作品でも
一・二を争う名作と思っているだけに一応見てみた。
酒井若菜だったらどうたったのかなあとやっぱり思ってしまう。
まあアクシデントだから仕方ない。


本は基本的には変わってないのでまずキャストについて。
蘭々は普通に上手かったし個人で考えればなんの問題もなかった。
ただ、ミサ役の高岡早紀がスタイルが良すぎてエロすぎるのが
どうしても違和感があるんだけど、裏を返すと美人だけどボーイッシュ枠からは
逃れられない蘭々の違和感だったとも言えるワケで、
これは両者にとってなんとも残念だったかなと思う。
橋本じゅんはまあまあ。でも古田新太の方がなげやり具合が上な気がする。
岡本健一はとても良かったと思う。篠井には無いメジャー感とエネルギーがあって。
クドカンマジシャンは悪くはないが軽すぎた。
山本密のアンダーグラウンド感がかもし出す執念みたいなものが無くて、
こはちょっと大きくマイナス。前にクドカンがやったジュッテンの大滝がイマイチ
だったことも含めて、変えない方が良かったなあと思う。


演出面については初演について細かい事は覚えてないので分からないんだけど、
最後の締めでマツオさんが出てこなかったのだけは納得いかない。
同じ事をしたくなかった気持ちも分からないでもないけど、何かしらやって欲しかった。
アレを楽しみにしてた人は多いと思うし、前やったモノをそのままやらないだけってのは
どうしても損した気がする。


あのラストが無いってだけでどうしても初演の方をオススメするなあ。


キレイ 神様と待ち合わせした女 [DVD] キレイ[2005]

オールド・ボーイ

監督:パク・チャヌク
話も面白いと思うし、絵とか演出も面白いと思う。
でもなんかノリが噛み合ってないんだよなあ。


近親相姦野郎が強制近親相姦で復讐する?
そんなグロく重いテーマでありながら軽くPOPな演出。
なんかウケそうなものをとにかく集めてみたって感じ。
それぞれのクオリティは高いと思うんだけど。


色々伏線的なものをちりばめておきながら、結局催眠術かよってのもねえ。
何もかも計算通りって言う話にするにしては小話がPOP過ぎるし。


まあでも見てる間はそういうの分からないから楽しめるんだよね。
だからまあ、ヒマつぶしには最適ですね。


オールド・ボーイ プレミアム・エディション [DVD]

flowers / hanaboy

友人のマコちゃんが所属するバンドの鍵盤が壊れてしまったとの事で、
もしも88鍵の鍵盤を持ってたら貸してくれないかと頼まれたんだけど、
見事に僕のウチにはあまり使ってないP-80があって、
しかもそのバンドの子もP-80を使っていたとの事で
そりゃステキな偶然ねと貸し出してるわけですが
そのお礼として頂いたのがこのCD。


Vo&鍵盤、Bass、Drumの3ピースとくりゃ僕の中ではクラムボン、BF5なんだけど
まさにその路線でVoも演奏もアレンジも良い。声はちょっとラブサイケデリコ風味でステキ。
もし僕がこれくらい唄が上手かったら今の2.5倍くらいモテるな。
曲も揃ってるんだけどキラーチューンとまでは呼べるものが無いのが唯一残念。
でもレコ屋で試聴してたらフツーに買ってたなこれは。


メジャーデビュー前のアルバムでこれだけのクオリティ。
一リスナーとしてもかなり期待感がある。
今のウチにサインでももらっておこうかな。鍵盤に指紋残しておくとか。
でも性格の良さそうな子だったからキレイに拭いて返してきそうだな。
拭かないでくれって言おうかな。まず確実に変態だと思われるだろうな。
っていうか僕が拭いて渡してないから僕の指紋もついてるね。ダメじゃん。


というワケで素でオススメします。amazonでも売ってますよ。


FLOWERS

人志松本のすべらない話4

なぜ?なぜ見逃さないのだろう僕は。運命としか思えない(何のだ)。
そして本当にあぶないから番宣してくれ。
ギャラクシー賞取ったってならなおさら。


今回は有田・矢作が初参戦だったけどなんかちょっとムードが違う。
話の質も大事なんだけど、ひっそり深夜に集まってる秘密集会みたいな
緊張感溢れる雰囲気がこの番組の一番のポイントだと思うので、
それ以外が入る事で崩れるなら関西・吉本のみの閉鎖的番組であってもかまわないと思う。
まあ有田がカンペ出したり話振ってくれって言ったり変な狙いをするのが悪いんだけどもね。
っていうかどうせ編集してるんだからカットしちゃえばいいのに。


あと、前回も書いたけどやっぱり1時間枠で8人は多すぎる。
5,6人が限界だと思うし、レギュラー組もそろそろネタ尽き感は否めないから
人志松本以外は変えていった方が良いかと。


そして、番組を見逃さない方法についてだけど、
ほとんどそういう事のためだけにMixiに入った事を今思い出した。