まいたけ味

まいたけの味がします。作品レベル以下のアウトプット墓場

日蝕 / 平野啓一郎

体裁は文語的な表現が多く最初とまどうが、
内容はディテイルに凝った中世ファンタジー小説みたいなもんなので、
慣れてくるとスラスラ行ける。


展開もテンポよく飽きさせないし、
知識がなくともそれでストーリーを追うのに障害とはならない。
読後感としてもなんか王道のRPGを終えた感じでとても軽い。
なんか重さを期待してしまったのでちょっと肩透かしな感もあったが、
エンタメ小説として良く出来てると思う。他も読んでみよう。


日蝕 (新潮文庫)