作・演出：土屋亮一
シベリア少女鉄道のvol.12。数年前から役者友人にプッシュされてたがなんとなく機会を逸してたらシアターテレビジョンで放送があってラッキーとばかりに見てみた。
シベ少初見なんだけどこれは恐らくハズレなんじゃないか。根本的な笑いセンスは感じるものの圧倒的にテンポが悪い。
芝居前半を前フリで後半にボケまくるという事前情報があったのだけど、一つ一つのボケに対する引っ張りがあまりに長い。深刻な空気を演出したいのは分かるけど、何分も無言で向き合ったりタバコをふかして物思いに耽ったりという演技はさすがにキツイ。それに値するほど笑えるボケは二つ三つで、残りのほとんどがベタなスカシネタに過ぎないワケだし。録画だからガンガン早送りしたから良いものの劇場鑑賞だったらもう来ないと思っちゃうかもね。
しかしまあ、これを純粋にマイペースでこなす役者陣の度胸っていうか徹底ぶりは凄いと思うし、センスは垣間見れたので機会があったら行って見ようかとも思いましたとさ。
