著:ユヴァル・ノア・ハラリ
入院でまとまった時間が出来たので読み切りました。
さすがの世界的ベストセラーすな。
世界史をある程度把握してないと途中厳しいかもしれんけど、ウィキペディアと行ったり来たりでより面白さ膨らみます(時間はかかるけど。。。)。
私はマゼランが出てきた所でウィキに飛んでそっちが面白くて2時間くらい脱線したりしました。
7万年と言うスパンで見るからこそ、各サブジェクトの特異性について、なんとなく思考していた所から一歩深い考察が出てきます。
例えば、貨幣の登場により「虚構を信用する事による仕組みが成立した」と言う点は想像のつく範囲だか、貨幣の「許容性」と言う点はマクロで「帝国」や「宗教」と比較しないと見えてこない。
また、この貨幣の許容性は資本主義にも繋がって行くと言う前後の歴史を見ないと見えてこない。
このあたりはさすがで、最終的には、「我々は何なのか」と言う"科学的"哲学書としても読める。
続編?ホモデウスも読むか。。。
- 作者:ユヴァル・ノア・ハラリ
- 発売日: 2016/09/16
- メディア: Kindle版